━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃【Future Report】 Vol.419/Part2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ / 2019年6月28日発行 /

▽Q.1▼▽
高城さんのライフスタイルに憧れ、高城さんと同じ視点で世界を俯瞰できるようになりたいと願う東京在住の40代、男性、既婚、会社員です。
高城さんの情報に触れるたびに、会社員として働くことにモチベーションが保てず、「既成概念をぶち壊して」自分の未来を変えたいという想いが強まるばかりです。
しかしながら、お恥ずかしい話しですが、特にこれといったスキルも資金力も無く、どうやって一歩を踏み出していいのかすら分からず葛藤の日々です。
私のような人間が会社の社会的信用や地位、報酬に頼らずに新たな未来を切り開くためにはどうしたら良いでしょうか?
他力本願な質問であることは承知の上で、何かヒントをいただけると嬉しいです。

【 A 】
働き方改革」などの耳障りの良い言葉を用いて、企業は雇用関係の見直しを急速に進めています。
要は、終身雇用だった過去の因習を「なかったこと」にし、いつでもクビにできる企業にとって都合の良い雇用契約を社会的に正当化することに、現在、政府も経団連も余念がありません。
これにより、政府を除く「組織」の時代は完全に終焉を迎え、個人として生き残るしかなくなります。
そのために、僕は二つ以上の仕事をすることを、適宜オススメしている次第です。
そのひとつは、自分が大好きなことで、当面稼げなくても、技能職であることが望ましいとお話しして参りました。
鍼灸師でも寿司職人でもビデオグラファーでも構いません。
可能なら「言語を超える手に職」を、7年かけて手に入れる計画をお考えになるといいでしょう。
しかし、本当に好きなものが見つからないのであれば、「スキルや資金力」の問題ではありません。
ご質問にあります「会社の社会的信用や地位、報酬に頼らずに新たな未来を切り開くためには」、まず、自分としっかり対話し、どんなに大変でも心の中から湧き上がる未来のご自身のビジョンを掴まねばなりません。
こればかりは、いくらインターネットを検索しても出てきません。
「他力本願」ならぬ「インターネット本願」を辞め、「強い個」をはじめましょう!
まずは、ここからですよ。