━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃【Future Report】 Vol.368/Part2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ / 2018年7月6日発行 /

▽Q.5▼▽
3つ病院に行き、テストと血液検査、光トポをやって全てでうつ病の検査結果が出ました。
ある病院ではカウンセリングと薬の投与で、ある病院では電気治療とカウンセリングで、という提案を受けました。
高城さんが知っているうつ病の検査で一番精度が高いものと治療で効果的なものはどのようなものですか?
アドバイスお願いします。

【 A 】
ここ数週間、本メールマガジンの「病との対話」でご登場いただいている溝口先生のお話にあるように、うつにも様々な種類があり(大きくは、新型かどうか)、その大半は、食事(つまり、栄養)に起因するものです。
確かに先端医療では、セロトニンボトルネックを調べるOAT=有機酸検査から、代替医療のよる催眠療法まで多岐に渡り、現代には様々な検査も治療もありますが、まずは、徹底的な食事の見直しからはじめましょう。
特に、グルテンカゼインを徹底的に排除し、糖を減らして、ご自身で「感じ」を見ます。
2-3ヶ月で構いません。
これが、なにより「うつ病の検査で一番精度が高いものと治療で効果的なもの」だと思いますね。
徹底すれば、必ず変化を感じますから。

▽Q.6▼▽
10月から、高校で留学生に日本語を教える仕事が決まっています。
6月に一週間だけ、大連の関係高校に日本語を教えに行きますが、その後3ヶ月間、何も予定がありません。
旅行に行くのにも、全財産10万円くらいしかありません。
実家にいるので生活はできるのですが。。。
特に興味を持っていることもないですし。。
2月に前職を辞め、やりたいこともお金もないまま、今まできた感じです。
高城さんは、全てに興味を失い、やりたいことがなくなったことはありますか。
また、今のわたしのような状況だったら、どうしますか?

【 A 】
幸いにも、僕自身が「全てに興味を失い、やりたいことがなくなったこと」はありませんが、ただ、やる気がなくなるようなことは、誰でもありますよね。
そんな時に、俄然オススメしているのは、走ることです。
いきなり走れと言われても、そう簡単ではないのは承知で、「徐々に走る」ことを前提に、まず「早く歩く」ことからはじめましょう。
一般的には「ファストウォーキング」と言われる「日中に早く歩く」のは、体に負担がなく、脳に刺激を与える最良の手立てとして知られています。
その上、僕は「トラベル&ラン」を旅行の楽しみにしましょう!と提唱しているくらいですから、大連にいく機会には、もってこいじゃないですか!
なにより、コストがかかりません。
人生思うように行かないことばかりですが、もし、幸いにも「日中早く歩く」ことができる上に、「その後3ヶ月間、何も予定」もないなら(素晴らしい!)、少しつづ歩きはじめ、どこかでゆっくり走り出し、ある日、自分でも驚くくらいに走れるようになる「いままでとは違う自分」を発見できるでしょう。
それが三ヶ月後の貴君です!

▽Q.7▼▽
いつも楽しく、勉強になるメールマガジン、ありがとうございます。
今回お聞きしたいことは難病についてです。
私の友人が、指定難病69の首の靭帯が骨化する病気「後縦靱帯骨化症」という難病になってしまい、結論から言うと日本では治療が不可能と言われてしまいました。
しかし、このような難病の場合、日本では治療法がなくとも海外では治療可能な場合があるのではと思っております。
その際、どの情報源を参考にするのが最も信頼性が高いでしょうか?
また、このような難病の検査機関、治療可能な病院など、もし高城さんがご存知でしたら、可能な範囲でご教示いただけませんでしょうか。
幼少期からの家族ような友人なので、なんとか助けたいです。

【 A 】
ご質問に限りませんが、僕が情報源のひとつとして信頼しているのは、Pubmedhttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/)です。
Pubmedは、アメリ国立衛生研究所アメリカ国立医学図書館が提供する生命科学や生物医学に関する参考文献や要約を掲載する検索エンジンで、ここを入り口にし、各専門性の高い研究機関に直接アプローチするのが、「どの情報源を参考にするのが最も信頼性が高い」お求めの回答です。
しかし、お気をつけいただきたいのは、情報は情報にしか過ぎません。
いくら情報を集めて取捨選択しても、正しい道に進めません。
難病であればあるほど、全方位的に可能性を広げる必要があります。
また、周囲が「なんとか助けたい」と思っていても、ご本人にその気がなければ、完治は難しいと経験的に理解しています。
つまり、「幼少期からの家族ような友人」ではなく、ご本人が直接僕に質問することこそが、本気度と権威や情報にとらわれない全方位を意味します。
もし、ご質問者が「なんとか助けたい」と本気でお思いなら、ご本人の意思を何卒お忘れなく。

▽Q.9▼▽
私は春夏秋は農業、足りない収入は冬にアルバイトをして生活しております。
高城様のメルマガや本を拝読したり、海外生活をした友人の話を伺ったり、私自身も色んな国に行き色々な価値観 文化を感じたり広い世界を見たい!という思いがあり、旅をする憧れがあります。
遂に今年の冬はアルバイトを1月いっぱい迄にして、2月3月の2ヶ月間1人でアジア諸国を巡る旅をしようと計画しております。
ただ私は外国語を話す事が全く出来ません。
現地の方々とコミュニケーションをとるならばせめて日常会話程の英語だけでも話せる様になってからが良いかと思い、フィリピンに英語留学にしようか悩んでおります。
しかし、私は毎年旅行に行ける程の収入がありません。
留学しても旅はいつ行けるかわからないのです。
旅は一旦延期して長期的計画を持って今は留学をするか、言葉は話せなくてもそれはそれで良い経験になると思って旅に行った方が良いのか 悩んでおります。
良きアドバイスを頂けましたら幸いです。

【 A 】
なにより、インターネット英会話をお勧めします。
フィリピンに英語留学しなくとも、日々の空いた時間にスカイプを使ってマンツーマンでレッスンを受ければ、数ヶ月で「現地の方々とコミュニケーションをとる」「日常会話程の英語」力が身につきます。
しかも、1レッスン数百円程度です。
僕らのまわりには、文明の利器が数多くあり、「色んな国に行」かなくとも、「価値観 文化を感じたり広い世界を見」ることが可能です。
ご出発予定まで、まだ半年以上あるじゃないですか。
ご要望は、すべて叶いますよ、勝手に可能性を閉ざさず、真面目にレッスンに取り組めば。
問題は、「収入」にはありませんよ。
そう思い込んでいるだけですから、単にお考えを改めるだけですよ!

▽Q.13▼▽
毎週、このメルマガを楽しみにしています。
先日も、たった2文の失礼な質問に丁寧に答えて頂きありがとうございました。
その質問は、東京へ研修にいく際の遊びに意見を求めものでしたが、「短いご質問から察する乏しい人的コミュニケーションを助けるのに、大いに役立つと考えられます。」とのご助言をいただき、驚きました。
自分の一番の短所を突かれた気がしたからです。研修にいく一番の不安が、周りとの人間関係だったのです。
さらにアドバイスを頂ければ幸いです。
私は、身体を使う仕事ながら、すぐに腰痛になり悩んでおります。
対策に1分間のスクワットを続けていますが、あと20年以上腰痛を繰り返しながら、今の仕事をすることは難しいと思います。
そこで、大麻ビジネスで一旗あげたい。鍼灸師になりたい。cs60でゴッドハンドを手に入れたいと考えしたが、コミニュケーション能力が低いと難しいものでしょうか。

【 A 】
僕は頂戴しましたご質問に、ただお答えしているというより、常にご質問を下さった方をイメージし、その方の未来に少しでもあたらしい扉や窓がひらけないだろうか、と考え都度考えています。
時には、酷いことを言っているように聞こえることもあるかもしれません。
また時には、テキトーなことを言っているように受け止めるかもしれません。
しかし、その中には未来に通じる「扉」や「窓」があるのを見つけられるかもしれません。
さて、まず「散漫な」ご質問を「客観的に」整理することからはじめましょう。
第一に、腰痛を改善する必要があります。
いかなる仕事でも、「あと20年以上腰痛を繰り返しながら」続けるのは、良いことだとは思えません。
腰痛の原因は多々ありますが、大抵は腸腰筋によるものです。
そこでオススメは、ピラティスです。
ピラティスは、ドイツ人医師がリハビリテーションのために考案したメソッドですが、ヨガほど呼吸をはじめとする心身全体を重視するのではなく、ピンポイントで(特にコア)、問題点を改善します。
第二に、大麻ビジネスや鍼灸師に限らず、あらゆる仕事は「コミニュケーション能力が低いと難しい」と思われます。
勝手ながら僕が推察するに、「コミニュケーション能力が低い」原因は、物事を「客観的に」整理できない点にあるとお察しします。
その原因は、対面した時に「自信のなさから来る緊張」にあるようです。
この緊張=テンションが、おそらく腸腰筋を硬くし、腰痛の原因につながる可能性も否めません。
人は皆、違うんです。
その上、貴君が考えるほど、他人のことを気にしてません。
ご質問を拝読する限り、冷静ならば、物事を「客観的に」整理できない方とは思えません。
まず、ピラティスでもなんでも、腰の緊張を解ければ(心の緊張を解ければ)、物事を「客観的に」整理できるようになって、コミュニケーションも少しづつ上手になるでしょう。
体の不調を解決すると、思ったより人生がうまく行くもんですよ!

▽Q.11▼▽
パーマネントトラベラー歴4年の会社経営者、40歳です。
PTゆえ、国民健康保険はもちろん加入していないのですが、最近、海外旅行保険に入ろうかな、と思っています。
本当に補償が得られるのか、手続きがどれくらい煩わしいのか、一度経験してみよう、という感覚です。
補償額が少なくても良いので、幅広く保障してくれる保険を私のような住民票がない人間が見つける方法がありましたらアドバイスいただけないでしょうか。

【 A 】
日本の海外旅行保険は大変よくできており、これは勝手な推測ですが、日本人は旅先で無茶なことをしないこともあってトラブルも少なく、結果的に請求する人が少ないから、安価に享受できるものが多いんだと思います。
米国人の友人も加入できるくらいですから、誰でも日本の海外旅行保険に入ることは可能です。
また、「パーマネントトラベラー歴4年の会社経営者、40歳」とのことですので、もし、それなりの資産をお持ちでしたら、リヒテンシュタインの保険証券を購入し(できれば信託口座から)、その利回りだけで、日本の海外旅行保険を支払えるようにするスキームをお考えください。
つまり、永遠に費用ゼロで、あらゆる病気に対応できるどころか、飛行機の遅延によるホテル代などの保証や所持品からドローンの墜落まで、対応できるのです。
ここ時代、二カ国間に渡って仕組みを考えれば、良い保険商品はかなりあると思いますね。

▽Q.15▼▽
一年間の世界一周旅行を予定しています。
極力荷物を少なくし、バックパックも1点に絞れないものか悩んでいます。
高城さんが以下の荷物を持って一年間の世界一周旅行にいく場合、どのバックパックがおすすめですか?

・一眼カメラ一台
・マビックプロ
macbook 15インチ
・衣類などの日用品

【 A 】
先日、世界一周から戻ってきたばかりの女性に久しぶりにお目にかかると、旅の後半には重いバックパックを持って移動するのが、なによりも苦痛だった、とのお話しでした。
その「重いバックパック」の容量は、30L。
一般的に、「世界一周には小さい」と言われる45Lの3分の2だったにも関わらず、です。
そこで、手前味噌で恐縮ですが、Nextraveler Toolsの19Lは、「一年間の世界一周旅行を予定して」いる方で、「極力荷物を少なくし、バックパックも1点に絞」りたいとお考えの方々にぴったりの逸品です。
それもそのはず、同じようにお考えのトラベラー何人もの方々にご使用いただき、何年もかかって、多くの意見を反映して作られているからです。
そのひとつの回答が、「人は皆、肩が違うので個別に対応」することでした。
また、Nextraveler  Toolsの10Lバックパックだと、Macbook 15インチを入れるには少し厳しく、がんばれば入れられないこともありませんが、かなり手馴れていないと大変です。
そこで、19Lなら、一眼カメラ一台、マビックプロ、macbook 15インチに、僕なら三週間分の着替えを同梱できます。
このNextraveler  Toolsに限りませんが、20L前後のバックパックにすれば、移動が苦痛になりません。
つまり、旅をたっぷり楽しめるのです!